事例集 - セキュリティ

「いざ」というときのために:デバイス管理で守る会社の安心

【株式会社ブライエ】

デジタル時代における必須の「デバイス管理」を知る

はじめに

現代のビジネス環境においてデジタルデバイスは欠かせない存在ですが、その利便性にはセキュリティリスクも伴います。

適切なデバイス管理は、これらのリスクを大幅に軽減するために非常に重要です。

本記事では、「デバイス管理とは何か?」から、弊社での導入事例までをご紹介いたします。

デバイス管理とは

企業や個人が使用するデジタル機器(PC、スマートフォン、タブレットなど)を管理し、セキュリティおよび効率を最適化するプロセスです。

主な役割

  • デバイス登録と追跡

    - 管理対象のデバイスをリスト化して最新情報を保持することで、管理が容易になります。

    - 紛失や盗難時の追跡を行うことで迅速な対応が可能です。

  • アクセス制御

    - デバイスやネットワークへのアクセスを制御し、不審な接続を検知・排除します。

    - 二要素認証の利用により、セキュリティを強化します。

  • 定期的なソフトウェア更新

    - OSやアプリケーションのアップデートを定期的に実施し、最新の状態に保持します。

    - アップデート未対応やポリシーに則さない端末を洗い出し、セキュリティリスクを事前に防ぎます。

デバイス管理の欠如が生む潜在的リスクと注意事項

デバイス管理の未実施により起こりうるリスク

  • データ漏洩

    - 不正アクセス: セキュリティの脆弱性をつかれ、第三者による不正アクセスを受けやすくなります。

    それにより機密情報が外部に漏洩する可能性が高まります。

    - 紛失や盗難: デバイスの紛失や盗難によって、データが流出する危険があります。

    管理ツールがないとリモートワイプやロックなどの対策が迅速に行えません。

  • マルウェア感染

    - 未管理のソフトウェア: セキュリティパッチが適用されていないデバイスは、マルウェアやウイルス感染のターゲットになりやすくなります。

    - サードパーティアプリ: 信頼性の低いアプリケーションのインストールが制御できず、マルウェア感染のリスクが高まります。

  • 業務の中断

    - ランサムウェア攻撃: セキュリティが脆弱なデバイスがランサムウェア攻撃を受け、業務が停止するリスクが高まります。

  • コスト増加

    - インシデントの対応コスト: データ漏洩やセキュリティインシデントが発生した際、その対応に多大な時間と費用がかかります。

    - 信用の失墜: 顧客や取引先の信頼を失うことで、最悪の場合事業停止に陥る可能性があります。

  • 内部脅威

    - 従業員による情報漏洩: 悪意ある従業員が企業情報を外部に持ち出すリスクがあります。

    特にリモートワークや、個人所有のスマートフォンを業務で使用している場合にデバイス管理によるアクセス権限の制御やログ監視が行われていないと、これらの行動を未然に防ぐことが難しくなります。

これらのリスクは、企業の運営や信頼性に大きな影響を与える可能性があります。

デバイス管理ツールを導入することはリスクを最小限に抑え、情報セキュリティを強化するための重要なステップです。

デバイス管理の導入に伴う注意事項

  • ニーズの明確化

    自社の管理対象デバイスやその数、業務内容を整理し、必要な機能を明確化します。

    ツールを導入しても、必要な機能が備わっていなければ有効なセキュリティ対策とはなり得ません。

    上記をもとにライセンス費用、導入費用、運用費用を考慮し、適切な投資対効果が見込めることも重要です。

  • 互換性と統合性

    現在使用しているITインフラやシステム、ソフトウェアとの互換性があることを確認します。

    新しいツール導入が既存の業務に支障をきたす場合、再考が必要です。

  • セキュリティとプライバシーの管理

    管理ツールがデバイスから収集するデータのセキュリティとプライバシーポリシーを確認します。

    そのうえでデバイス管理がユーザーのプライバシーに与える影響について、明確に説明し同意を得る必要があります。

ツールを効果的に活用するためには、自社に適切なツールを選ぶことが不可欠です。

上記の注意事項は一例ですが、現在に加えて将来の姿も加味して選定することを推奨します。

デバイス管理の事例:ブライエの場合

一例として、ブライエでのデバイス管理導入についてご紹介します。

取り入れているデバイス管理

  • PC:資産管理ツール
  • スマートフォン:MDM(Mobile Device Management、モバイルデバイス管理)

選定時のニーズ

以下が実現できることを必要要件としたうえでコストから投資対効果を評価し、システムを決定しました。

・PC
  • ハードウェア情報管理(CPUやメモリ容量、設置場所、利用者情報など)
  • ソフトウェア管理(インストールしているOSやアプリケーションなど)
  • 接続媒体制御(USBメモリやネットワークなど)
  • 操作ログ、アクセスログ、印刷ログの取得
  • リモート操作
・スマートフォン
  • 緊急時のリモートロック、リモートワイプ
  • OS、アプリケーション管理

導入後のメリット

  • コロナ禍もありPCの在宅利用や社外利用が増えた状況で、リモート操作ができることにより社外環境のPCへの対応が簡易になりました。
  • 直近ではWindows11やOffice製品のアップデートなどのリモート操作や、未アップデートのまま使用している機器の抽出により、対応の効率化とセキュリティの維持を両立できています。

デバイス管理は、現代のデジタル社会において避けて通れない重要なセキュリティ対策です。

「いざ」というときに自社と社員の安全・安心を守れるよう、適切な管理を実施することでデータの保護や業務の効率化を図りつつ、組織全体のセキュリティレベル向上に繋げることができます。

本記事が貴社のセキュリティ対策の一助になれば幸いです。