1 エグゼクティブサマリー
動画で要約 2025年度エグゼクティブサマリー
1.1 調査目的
日本コンピュータシステム販売店協会のサポートサービス委員会は、皆様のビジネスのお役に立てるよう、毎年「ITサポートサービスに関するアンケート」を実施している。
今年度のメインテーマは、「」および「セキュリティ」の取り組み状況とし、「ITシステムの整備状況」についても調査した。
1.2 調査対象
特定の業種に偏らないよう配慮し、対象を下記の三つの企業群に分けて調査した。その結果、全企業群合計で1035社の回答を得た。
| 企業群 | 企業数 | 平均年間売上 | 平均従業員数 | |
|---|---|---|---|---|
| 会員顧客企業 | 335社 | 300億円 | 815人 | |
| 24社 | 2441億円 | 7007人 | ||
| 会員顧客企業(大企業を除く) | 311社 | 130億円 | 337人 | |
| 中規模一般企業 | 350社(332社、338社) | 173億円 | 123人 | |
| 小規模一般企業 | 350社(323社、329社) | 2億円 | 7人 | |
1.3 調査の実施概要
調査内容は次の通り。
| 調査内容 | 質問内容 |
|---|---|
| AIの取り組み状況 | AI製品の導入状況 |
| AI導入の狙い | |
| AI導入の課題 | |
| セキュリティの取り組み状況 | セキュリティ対策のきっかけ |
| セキュリティの導入状況 | |
| セキュリティ対策の課題 | |
| オフィス業務のシステム化状況 | |
| ITシステムの整備状況 | ITシステムの投資・運用状況 |
| 企業プロフィール | 従業員数、業種構成、資本構成、所在地(地域)、年間売上 |
1.4 調査結果トピック
1.4.1 AI製品の導入状況
への関心、企業規模で大きな開き
会員顧客企業の約9割(89.6%)と中規模一般企業の約7割(68.7%)がAIを導入済みまたは取り組みたいと考えているのに対し、小規模一般企業では3割強に留まっている。
1.4.2 AI導入の狙い
求める効果は業務効率化が圧倒的
AI導入に求める効果として、会員顧客企業の98.3%、中規模一般企業の68.9%、小規模一般企業の65.3%が「」をあげており、全ての企業群で求められている。
1.4.3 AIの導入の課題
リテラシー不足やセキュリティが課題
AI導入の課題では、「社内リテラシー不足」と回答したのは、会員顧客企業(63.7%)、中規模一般企業(54.4%)、小規模一般企業(28.0%)であった。また、全ての企業群で「セキュリティの問題」が4割を超えた。
1.4.4 セキュリティ対策状況
セキュリティ対策実施済みの会員顧客企業は8割超え
会員顧客企業の85.1%が「セキュリティ対策実施済み」と回答したが、中規模一般企業と小規模一般企業ではそれぞれ56.2%と59.5%に留まった。また、会員顧客企業では、建設業の13社全てが「セキュリティ対策実施済み」と回答した。
1.4.5 セキュリティ対策のきっかけ
自社で必要性を感じたが最多
セキュリティ対策のきっかけでは、会員顧客企業および中規模一般企業では、全ての項目において「自社で必要性を感じた」が最多であった。一方、小規模一般企業では全ての項目で「予定なし」が最多であった。
1.4.6 セキュリティの導入状況
会員顧客企業ではActive Directoryが最多
社内データ保護のために導入しているセキュリティ対策は、会員顧客企業では「」(69.9%)が最多であった。中規模一般企業では「製品」(34.7%)、小規模一般企業では「製品」(25.5%)が最多であった。
1.4.7 セキュリティ対策の課題
コストが最大の課題
全ての企業群で、セキュリティ対策の1番の課題は「コスト、経済的な制約」であった。会員顧客企業は66.9%、中規模一般企業は51.8%、小規模一般企業は44.7%で、全ての企業群で4割を超えている。
1.4.8 セキュリティ脅威の対策状況
ランサム攻撃への対策進む
「による被害」への対策では、会員顧客企業の71.6%、中規模一般企業の42.9%、小規模一般企業の31.7%が「把握しており対策している」と回答した。一方、「地政学的リスクに起因する」への対策では、会員顧客企業(31.6%)、中規模一般企業(40.4%)、小規模一般企業(63.3%)が「把握していない」と回答し、セキュリティ脅威によって認識の差が見られた。
1.4.9 ITシステム基盤の状況
パソコンのOSはWindows11が首位
パソコンのOSシェア率をみると、「Windows11」が会員顧客企業(66.4%)、中規模一般企業(73.8%)、小規模一般企業(61.5%)となり全ての企業で首位であった。スマートフォンのOSシェア率では、「iOS」が会員顧客企業(70.1%)、中規模一般企業(58.5%)、小規模一般企業(55.9%)となり全ての企業で首位であった。
1.4.10 業務のシステム化状況
クラウドサービスの利用が目立つ
フロントオフィスやミドルオフィスのシステム化状況を見ると、会員顧客企業や中規模一般企業では「」が最も多かった。一方、小規模一般企業では、いずれの環境でも「システム化していない」という回答が7割前後であった。
1.4.11 情報システムの投資・運用状況
企業規模により投資額の差が顕著
1年間の情報システムの新規投資額と運用費用を企業別にみると、会員顧客企業と中規模一般企業では「100万~1000万円未満」の割合が最も多い。小規模一般企業では「10万円未満」の割合が最も多く、企業規模によって大きな差が見られた。
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